黄斑円孔 手術入院体験記

2020年黄斑円孔で手術入院した際の覚え書き

③手術当日

11/5に入院し、その日は検査や診察のみ。11/6が手術でした。10時からのはずが、9時頃もう準備して下さいと言われて焦る。上だけパジャマを脱いで術着を着て、紙製のゴムが入ったヘアバンド?で髪を留める。手術室は寒いので下着等暖かくして下さいねと言われました。今までの消化器系と違ってかなり簡略化された感じ。

看護師さんが迎えに来て、必要なさげだけど一応車いすに乗って手術室へ。まず目の下に軟膏の麻酔を塗られる。(麻酔注射用かな)そして歯医者の椅子みたいなリクライニングシートに座り、まず点滴をつける…とここで、若い研修医?がなかなか針を刺せなくて、手の甲にしてもいいですか?と言われたけどそれは拒否。別の子に交代してなんとか刺せました。うーん、大学病院だとこれがあるからなあ…。

目の手術ってどうやってまぶたを開けてるの?と思うでしょうが、片目の部分だけ丸くくりぬかれたビニールシートみたいなものを顔にすっぽりかぶります。その顔に接してる側の穴の周りが粘着シールのようになっていて、目を開けたまま貼り付いて瞼を固定されるという感じ。レーシックとか全部見えてるなんて怖くて無理!と思っていたけど、私の近視が酷いせいか、麻酔のせいか、正直ただ「ぼんやり明るい」とかその程度で全く何も見えませんでした。黄斑円孔の体験記でも「細い棒が入ってくるのが見えた」とか書いてる方もいたけど、私は全く。正直そんな恐れる事なかったなー。いや実際手術ですって決まった時はもう腹は座ってたんだけどね。(割と速攻で現実を受け入れるタイプ)最初に目の下辺りに麻酔を。これが結構奥まで針をずぶーっと挿して注入する時間も長く、お、押されてるぅーって感じで鈍い痛みがありました。まあでも耐えられないほどではない。痛みと言えばここが一番かな?というくらいで手術後麻酔が切れた後も、私はほぼ痛みは感じませんでした。

具体的に私がした手術は、硝子体(白目の玉部分ね)のゼリー状の中身を吸い出し、黄斑上膜をはがし、ガスを充填。更にこの手術をすると高確率で白内障になると言われている為、同時に水晶体のレンズを取り除き、人工レンズを入れました。正直まだ白内障になってないのに人工レンズー?とは思ったけど仕方ない。このレンズは単焦点と言って遠くも近くも両方良く見る事はできず、術前に先生と相談して決める事になります。私は左目が強度近視なので、左より少し視力を上げる程度にして貰いました。あまり左右差があっても、手術後不便なので。

手術中何も見えなくても、局部麻酔なので耳は聞こえます。オペ担当はベテランの先生だけど、横の研修医に色々説明しながらだし、室内では看護師が新人ちゃん?に私の手術と関係ない指導し始めるしで、色々気が散ったw先生、「もうほとんど終わりだねー」と言ってから結構長かったっすw最初の点滴入れるのに10分近くかかって、全部で1時間くらいでしょうか。手術が終わったら車椅子に移動して、ここからはうつ伏せ!膝に顔がつくくらいおじぎ状態でそのまま病室に帰り、U字の枕と胸当てのクッションを借りて丸一日はうつ伏せ生活となります。このうつ伏せ強制期間は病院によって違うらしいけど、正直一日でもきつかった。

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