黄斑円孔 手術入院体験記

2020年黄斑円孔で手術入院した際の覚え書き

①異変から入院まで

元々強度近視で右(今回手術した方)10.0、左8.0のソフトコンタクトを常用していました。年齢的に老眼も始まってますが、近視が強すぎるせいか、同年代と比べると仕事で老眼鏡必須というほどでもなかったです。今改めて思うのは、やはりコロナで在宅勤務が8割以上となったのが大きな原因かなと。私の仕事部屋、窓はマンションの廊下側ですりガラスなので、一日中窓の外も見ず家の中だけで過ごす事が圧倒的に多くなり、PCとスマホiPadばかりの生活…通勤してれば僅かでも外を歩いて遠くを見ますが、思い返すとせいぜい数メートルの室内しか見ていなかったんだなと。

 
実は3年くらい前から、人間ドックの眼底検査で「視神経乳頭陥凹拡大」と出ていて、一度眼科(コンタクト屋に併設されてるちっちゃいとこ)に行った事があります。その時は「今は大丈夫だけど、強度近視の人は緑内障になりやすいから、定期的に大きな眼科で見て貰った方がいい」と言われ、某有名眼科を教えて貰ったんだけど、ググったらめちゃくちゃ混んでて待たされるらしく、面倒臭くなってやめちゃったのよね。それから毎年ドックで同じ診断が出てたけど、スルーしちゃってました。

 
初めに異変に気付いたのが10/7~9あたり。家で仕事してて、「なんか両目のピントが合ってない気がするなー。視力落ちたのか、老眼が進んだのか…」と思い始めます。その週末ふと片目ずつで見てみたら、右目だけで見た時にカレンダーの一部の数字がつまんだように歪んで見えました。両目で見ても補完されて気づかなかった!慌ててググると網膜の異常っぽい。ちなみに網膜剥離の症状としてよくある、「一部の視野が欠損」「飛蚊症」は全くありませんでした。翌水曜日半休で美容院に行く予定だったので、その前に近所の眼科(先ほど行ったのは別のところ)に行くことに。

 
10/14眼科へ。眼底写真等撮ってもらうと、網膜が少しめくれて見事に穴が開いてました!網膜剥離だと一刻を争うらしいけど、自覚してから急激に症状が悪化してる感じでもない為、都内の大学病院に紹介状を書いてもらう事に。もっと近くにも入院設備のある眼科はあるけど、角膜(白内障等)の手術がほとんどだと。私の場合網膜の手術なので、そちらが得意な病院という事で勧めて頂きました。後から調べたら硝子体手術をそこそこやっているところだったし、結果良かったかなと。眼科の場合一刻を争ったりするので、調べる時間もないんですよね。来週火曜にブルーレイのフラゲで()有休を取っていた為、速攻予約を取る。

 
10/20大学病院へ。眼科はやはり年寄りが多い。瞳孔を広げる目薬をさし、何種類もの検査を受けて、ようやく先生の診察。やはり先週の診断と同じで網膜(黄斑)に穴が開いているとの事。ここで初めて黄斑円孔という病名を知らされる。もしかしたらすぐにでも手術、とか言われるのかと思っていたけど、急激な進行がなさそうなので、仕事が落ち着いた月明けにという事に。朝一で行って終わったのが14時くらいだったかな。この後10月いっぱいは残業含めて普通に仕事しました。今まで通りコンタクト入れて、若干見づらいかなという感じですが左目で補完されてそこまで不自由は感じず。入院まで2週間近くあったので、色々準備したり仕事の引継をしたりできて良かった。

 
11/3は祝日で、入院は11/5からだったのだけど、なんと数ヶ月前から11/4に人間ドックの予約を入れていたんですねえ。先生に「入院前日ですけど…」と聞いたら「大丈夫じゃない?」との事だったので、会社は11/2の在宅勤務までで休みに入りました。ドックは視力検査・眼圧検査等は事情を話して割愛してもらう。半年間の運動不足がたたってもろもろ数値がやばかったけど、内診の先生にも「とりあえず目を直しましょう」とだけ言われる。

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